タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

2023-01-01から1年間の記事一覧

GDPに含まれるものと含まれないもの

上は今朝の家庭菜園の収穫物である。これも日本国内で生産された価値ある物であるが、もちろん日本のGDP統計には含まれない。今日はGDPに含まれるものと含まれないものについて調べてみた。1.貨幣経済の外にあるものはGDPに含まれない ① 家事労働…

EVの不都合な真実とブレークスルー

昨日のブログでは、リチウムがどのようにしてこの世に生まれたかを書いた。リチウムは今、EV(電気自動車)の普及に伴い世界中で争奪戦になっているようで、リチウム鉱山の開発もあちこちで進められており、これらが引き起こす環境破壊も問題になってきて…

ウユニ塩湖の地下に眠るリチウム

先日、TVの報道番組で、観光地として有名なボリビアのウユニ塩湖で、中国企業がリチウム採掘を始めたと放映された。この番組によれば、このボリビア、チリ、アルゼンチン辺りはリチウム・トライアングルと言われ、世界最大のリチウム埋蔵量が見込まれている…

彼岸花の変わった生き方

今年はずっと暑かったせいか、彼岸花の開花が遅れている。我が家の彼岸花は、今日の秋分の日にやっと一輪咲いた。我が家には彼岸花が咲く領域が2つあり、一つは陽当たりの良い庭石の横、もう一つが陽当たりの悪いブロック塀際であるが、陽当たりの悪い方が…

アリ(日本)とキリギリス(米国)

昨日、日銀から、資金循環統計2023年4月~6月速報が発表されたので中身を見てみた。 上図は家計の金融資産残高の推移を表している。6月末時点で、日本国民が所有する金融資産残高は2115兆円であり、これを人口1億2500万人で割った一人当たりの金融資産は…

ウクライナ戦線最新動向

一ヶ月前には、ウクライナの反転攻勢が遅々として進んでいないと言われていたが、最近進展があったようなので調べてみた。 上図は、ウクライナにおける2つの主戦場を示す。1.東部戦線<最近の戦況>・9月14日 ウクライナ軍がアンドリーウカを奪還・9月17…

日米どっちが豊か?

先日のFNNプライムオンラインで、米国の住宅事情の異常な様子を伝えていた。ニューヨークの物件で、1ルームで広さ14平米の家賃がなんと2500ドル/月(36万5000円/月)とのこと。べらぼうである。また、住宅ローンの固定金利が高騰して、一般…

町内会小旅行

今日は妻と二人で町内会のリクレーション(小旅行)に参加した。リクレーションは町内会の恒例行事であったが、この3年間はコロナ禍で中止が続いていた。今日は敬老の日であったが、リクレーション参加者の8割以上は前期高齢者と後期高齢者で占められてい…

ロシア・ルーブルの下落状況

8月23日のブログでロシア・ルーブルが暴落していると書いた。今日はそこから3週間過ぎた現状況を調べてみた。 上図は、ロシア・ルーブルの対ドル為替レートの推移を、特にここ3週間の動きを拡大して示している。ロシアは下落する一方のルーブルを防衛すべ…

家庭菜園あれこれ

今朝のウォーキングの途中、農家のおじいちゃんがダイコンの間引きをしているのを見かけた。農家の土地は広く、畝の長さは10m以上あるだろう。間引いたダイコンの苗を集めると、カイワレダイコン3パックぐらいになりそうだ。 下は我が家の家庭菜園のダイコ…

秋ナスとカマキリ

家庭菜園のナスがようやく実を付け始めた。我が家では、ナスは例年2株のみ栽培しているが、今年は先月初旬に株が弱ってきて収量ゼロの日が続いたので、枝を切り込み、葉を数枚残すまでに剪定した。そしてそれと同時に、株から半径30cmぐらいのところを…

畑のアサガオの根張りの良さ

上の写真は、株抜き後のゴーヤと、同じ畝内に生えていたシソとアサガオの根張りの様子である。これら3種は双子葉類であり、根は主根・側根タイプであるが、つる植物であるゴーヤとアサガオの根は良く似ていて太くて長く、細くて短いひげ根のようなシソとは…

惜夏の情

この2日間連続して冷房無しで寝た。日中はまだまだ暑く今日も真夏日になる予報だが、猛暑日とならないだけで急に秋を感じるようになってきた。今年は先週金曜日ぐらいから稲刈りが始まり、この1週間で近所の田んぼの7割程度が刈田になった。そしてその刈…

ウォーキングは体よりも頭の老化防止のため

昨晩は寒冷前線通過で気温が下がり、久々にエアコン無しで寝られた。今朝のウォーキングも、素肌にひんやりした冷気を感じ、実に心地良かった。 さて上図は、脳科学者 茂木健一郎氏の「ど忘れをチャンスに変える思い出す力」の中に書いてあった図を書き写し…

インボイス制度って何?

最近「インボイス制度」という言葉をよく聞く。来月から実施されるそうだ。今日はインボイス制度について調べてみた。 上図は消費税の納税フローにインボイス制度の要点を追記した図である。消費税は消費者が負担し課税業者が納税する。インボイス制度の目的…

上越新幹線は上越を通らない

梅雨明けした頃は、今年は暑い夏で稲の作柄も良く豊作になるだろうと思っていた。ところが、暑さも度を超すと作物の生育にも悪影響を与えるみたいである。先日ニュースで、おいしいコシヒカリの産地で有名な新潟県の魚沼地区が、雨が降らずに水不足で困って…

田植えはつづら折り 稲刈りは鳴門巻き

昨日今日と、近所の田んぼで稲刈りが結構進んだ。裏の田んぼの稲刈りも機械化され、コンバインを使って2時間程度で素早く行われた。今日は、田植えと稲刈りとで気付いた違いについて説明する。 上図は、田植え機とコンバインの作業ルートの違いを示す。田植…

FXという金儲け

今日はFXについて調べてみた。私は最初FXとは、為替相場の変動を利用して金儲けする仕組みだと思っていた。ドルが安い時(円が高い時)に円をドルに換えておき、ドルが高くなったらそのドルを円に換えれば為替差益を得ることができるわけである。ところ…

平凡である幸せ

上は今日の日の出である。日の出位置は南下しながら北アルプスの北端を昇り始め、毛勝三山のふもと辺りまでに達した。日の出時刻は既に5時台になっており、今後ますます遅くなっていくが、ここ富山においては、日の出位置が高い山を登って行く分、より一層…

病院で定期検査

今日は私の体の半年点検の日。PSAと言って、前立腺ガン腫瘍マーカの値を定期検査する日であった。朝8時過ぎ、車で県立中央病院に向かっていると、頭上をヘリコプターが低空で飛んで行った。そして、私の目的地の病院の屋上にあるヘリポートに着陸した。『ド…

今年は冬に始まり春も夏もずっと高温

今年の夏は記録的な暑さだ。だが、そう言う人は、今年が年初からずっと高温だったことを忘れている。今年1月、北陸地方では降雪が少なく、1月なのにゴルフ場が運営できていた。1月12日には日本列島全体が超大型の移動性高気圧に覆われて快晴となり、気…

秋の虫は涼しくなってから鳴き始める?

相も変わらず暑い日が続いている。多分今日も35℃を超え、猛暑日の年間最多日数を更新するだろう。この夏は、いつも元気な妻もさすがに自転車通勤は酷だと見えて(会社に着く頃には汗だくとなり、体を冷ますのに20分ほど掛かるそうだ)、私が車で送り迎えをし…

ウクライナ侵攻から1年半

今日でロシアがウクライナへ侵攻してから1年半が過ぎた。今日は、昨日に引き続きロシアの内情を探り、この戦争の今後を占ってみたい。 上図は、Wedge Onlineの記事からの抜粋であり、ロシアの実質GDP成長率の項目別寄与度を示している。ロシアの2022年の実…

枢軸国は連合国に負ける運命にある

先日のブログで「中国経済お先真っ暗」と書いたら、その後、「中国不動産開発大手、中国恒大集団が17日、米国で破産を申請した」というニュースが全世界を駆け抜けた。いよいよ中国経済の深刻な状況が明るみになってきた。これは、中国国民には申し訳ない…

短期金利と長期金利 固定金利と変動金利

日銀は、先月28日の金融政策決定会合において、YCC(イールドカーブ・コントロール)の運用を柔軟化することを決定した。柔軟化とは微妙な表現だが、金融緩和をそろそろ終了するための準備期間に入ったと私は解釈した。つまり、金利を上げて行くための準備に…

日本とアメリカでは大違い

今朝のウォーキングでいつもと違うコースを歩いていたら、一人の少年がランニングで私を颯爽と抜き去って行った。直ぐに のび太君 だと分かった。のび太君とは、ドラえもんの相棒のあの のび太君 だが、2年ほど前に彼を初めて見かけた時、彼がめがねを掛け…

認知症の特効薬になれるか?

私の父方の叔父叔母7人の内5人が認知症を患って亡くなり、残る2人は発症前に早世している。遺伝的には、私が近い将来認知症を患う可能性は十分ある。 上図は、脳の老化を4段階に分け、ミクロで見た脳細胞の異常(下段)と、マクロで見た認知症発症までの…

Tomorrow is another day

昨日今日と、朝のウォーキングで涼しいと感じた。まだまだ熱帯夜が続いているが、猛暑に慣れた体は、気温が28度以下に下がると『涼しい』と感じるみたいである。空に浮かぶ雲も、上へもくもくとわき上がる入道雲から、横に流れる秋雲の形になってきた。裏…

東海道新幹線の混乱で思ったこと

昨日は東海道新幹線が止まり、沿線各駅で大混乱となったようだ。前日が台風のため計画運休だったので、2日続けて日本の大動脈が正常に機能しなかったことになる。大阪の夫の実家へ帰省中だった長女の家族は、計画運休の前の日に予定変更して東京へ戻ったの…

GDP速報値から見えてきた懸念事項

昨日内閣府から、2023年4-6月期のGDP速報が発表された。 上図は、実質GDP成長率の推移を示しているが、今回の速報値は、年率換算で6.0%とかなり高い数値となった。これだけ見ると大変結構なことだが、中身を調べるとそれほど手放しで喜べない懸念材料…