タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

東海道新幹線の混乱で思ったこと

 昨日は東海道新幹線が止まり、沿線各駅で大混乱となったようだ。前日が台風のため計画運休だったので、2日続けて日本の大動脈が正常に機能しなかったことになる。大阪の夫の実家へ帰省中だった長女の家族は、計画運休の前の日に予定変更して東京へ戻ったので、「どの列車も満席で予約が取れず大変だった」と言ってはいたが、結果的には良い判断だった。
 こんな混雑と混乱を見るにつけて思う。「大動脈は2重化してまさかの事態に耐え得る形にしておかなければならない」と。リニア中央新幹線は、東海道新幹線の飽和状態を解消すると同時に、これが止まった時の代替手段にもなる。9割がトンネル区間となるリニア新幹線は台風の影響を受け難いので、これがもし東京-名古屋間で既に開通していたのなら、こんな大混乱を引き起こすことはなかったはずである。
 そう考えると、このリニア新幹線工事を止めている静岡県知事は、日本の国益を蔑ろにする大悪人に見えてくる。先月の静岡県議会では、この知事の不信任決議案が採決され、賛成50票、反対18票で、可決ラインの51票に届かず、否決された。可決ラインは3/4であり、従って、3/4に1人足りないだけの多くの議員が、この知事を不信任とみなしたことになる。この知事を支持する議員会派から、1名でも造反があれば不信任案は可決されていたことになるのだが、この会派のひとりである若手女性議員が、このあと無免許運転をやらかしてしまった。もしこの議員が辞職し不信任案が再提出されれば可決されてしまうので、知事はこの議員を庇うしかない。そしてそんな姿勢に静岡県民の不満は高まるばかりである。民意を無視するご老体は、もうそろそろ辞める時期に来ている。