タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

H3ロケット打ち上げ成功

 先週末、H3ロケット打ち上げ成功のニュースが流れた。誠に喜ばしい。H3は、現在運用しているH2に比べ、エンジン1基当たりの推進力が40%向上したのに対し、打ち上げ費用は半分という低コスト、高効率モデルのロケットである。

 上図は各国のロケット比較である。昔ロケット開発は、国威発揚のための宇宙進出の意味が大きかったが、今や衛星打ち上げビジネスが年々市場拡大して、いわゆるコスパの良さがものを言う世界に変わってきた。高性能・高品質で価格競争力がある商品開発が必要になってきたわけだ。
 さて、旧Twitter社の買収や電気自動車テスラ社CEOでも有名なイーロン・マスク氏は、宇宙開発にも多大な投資をしており、スペースX社で強力にロケット開発を進めている。彼は商用ベースの宇宙利用を考えているわけだから、ロケット開発でももちろん「コスパの良さ」が最重要目標となる。以下の図は、スペースX社が開発しているSTARSHIPがいかにでかいか(スターウォーズのファルコンと比べてもはるかに大きい)を表している。実に夢のある世界だ。長生きしたくなってきた。