タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

雨水の前の新月の日が旧暦の1月1日

 今日は二十四節季の雨水。雨水(うすい)とは、降る雪が雨へと変わり、雪解けが始まる頃のことであり、昔は農耕を始める時期の目安とされてきたらしい。この雨水は、現代人にとって、二十四節季の中でもとりわけ馴染みが無い言葉であるが、旧暦を使っていた明治以前の人達にとっては、新年を迎えてから一番最初に訪れる二十四節季であり、節目の日になっていたと思われる。新年を初春と言うのも、旧暦で考えれば納得のいく話である。昔は新年を迎えて春が来て、世の中がだんだん暖かくなっていく、そんなめでたく輝く季節の中で、日本人はこの時期を暮らしていたのだろう。
 今日は昨日以上に暖かい朝となり、先週吹いた「春一番」を超えるような強風が吹き荒れ、ここ富山では5月上旬並みの気温となった。以下の写真は拙宅の庭で咲き始めた福寿草である。

 昨年の福寿草開花は3月1日だったので、今年の春は昨年よりおよそ2週間早く訪れていることになる。昨年は春も夏も秋も暑かったが、今年も季節はずっと高温のままで巡っていくのだろうか? ただ天気予報では、明日以降急激に気温が下がると言うから、体調管理には十分気を付けたいものである。