タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

今年の漢字

 恒例の今年の漢字が「税」と決まった。昨年が「戦」であったが、今年もウクライナ戦況に収まる気配がないし、ハマスイスラエルの戦闘も始まったし、2年連続で「戦」が相応しい年になってしまった。残念である。
 「戦」もネガティブだが「税」もネガティブである。岸田首相が「増税」という雰囲気を出してしまってからは暗いイメージが漂い、後追いで「増収分を所得減税」と言っても国民の理解は得られず、支持率回復には至らなかった。岸田さんは、プライマリーバランスを気にせず、財務省の意見を一切無視して、「岸田政権では増税しない。防衛増税もしないし、異次元の少子化対策増税もしない。もちろん社会保険料負担増も無し。もし、歳入不足が生じたら国債で対応する」と言えば良かった。当然、財務省に洗脳された自民党議員からも反対に合い国会は紛糾するだろうが、その時は消費税減税を公約に掲げ衆議院を解散すれば良かった。ようやく国民の方を向いて具体的な政策を語り始めた首相に、国民は「選挙勝利」の審判を下したであろう。It's too late である。もう、政治と金の問題が持ち上がり、それどころではなくなってきた。