タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

ラジオ体操

 今朝のウォーキングは、寝坊したためスタートが30分ほど遅れてしまった。コースの後半ぐらいになって、ラジオ体操に向かう小学生を見かけた。お兄ちゃんが妹の手を引いて何か話しながら歩く姿は何とも微笑ましい。体操会場となる小さな児童公園には、まだ体操開始10分前の時刻ではあったが、待っている児童が数人いた。早起きする子には、将来きっと良い人生が訪れることだろう。なおもウォーキングを進めて行くと、ラジオ体操が始まる時刻となり、向こうの別の町内のラジオ体操会場から、体操の音楽が聞こえてきた。そして、私の視線の先には、小学校低学年の女児と手をつなぎ、ゆっくりと会場へ向かう若いお父さんがいた。遅刻である。『お父さん、子供には小さいうちから遅刻はダメだと教えないといけない。遅刻してしまった時は、急ぐように急かさないといけない』と思った。
 ラジオ体操と言えば、会社勤めをしていた頃は、始業5分前から工場内にはラジオ体操の音楽が流れ、これが無ければ仕事が始まらなかった。ただ、定年間近になった頃に、この体操が業務に当たるとなった。そして、ラジオ体操をしている時間が労働時間にカウントされるようになってからは、始業のチャイムが鳴り終わり、その後にラジオ体操の音楽が流れるようになった。つまり、昔はラジオ体操に遅刻しても、仕事に遅刻したわけではなかったが、労働条件の見直しにより、ラジオ体操に遅刻すると仕事に遅刻したことになったわけである。
 まあ、そんな大人の話はどうでも良い。重要なことは、夏休み期間中の子供たちに、決められた時間に決められたことをやるという規則正しい生活を送らせることである。