タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

電気と水道の有難み

 昨日、電柱工事をするということで、我が家の周辺が停電となった。事前に、午後1:30~4:00の計画が知らされていたので、昼食後、TVや石油ファンヒータ等の電源を切り、冷蔵庫は開けないよう注意して、読書時間に入って待っていた。ルームライトだけは点けてあったが、停電開始予定時間を2分過ぎたところでその灯りも消えた。
 ファンヒータが使えないので部屋の温度は13℃まで下がったが、幸い午後から日差しが差し込み、足裏のホッカイロとジャンパーを着こむことで対応できた。読書に疲れて、『パソコンはバッテリーが使えるからOK』だと思ってパソコンを起動した。しかし起動したがインターネットは使えなかった。ルーターの電源が切れていたからである。
 停電は計画より30分早く終わり、電気が使えるようになった。そして妻がパートから帰ってきたので、私は日課のウォーキングに出た。ウォーキングから帰って来たら、妻から「水道が使えない」と言われた。
 この家は水道水と井戸水を併用している。流しや風呂は、温度調節できるタイプになっていて、冷水が井戸水、温水が水道水を使っている。どうも停電で井戸水が汲み上がらなくなっているようで、高温水は出るのだが、蛇口を冷水の方へ回していくと水量が減るだけで温度は下がらず、完全に冷水の方へ回すと水が出なくなった。また、トイレは井戸水専用となっていて、用を足しても水洗は使えないことが分かった。
 これが分かった時はもう外もすっかり暗くなっていたので、井戸水ポンプの確認は翌日やることに決め、昨日は、お風呂は入らない、トイレは流さない、食後の洗い物もしないで早めに就寝した。
 今朝は、水洗のふたを開け、水道水を3Lほど入れ、大きい方の用を足し流した。ネットで調べたら、井戸水が出なくなることの対策として「呼び水を入れる」と動画(YouTube)で公開されていた。
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屋根付きの覆いを外しポンプカバーを取り除くと、写真の井戸水汲み上げポンプが現れた。見ての通りの年代物である。この家は義父母が建てたものだが、築36年になるので、このポンプも36年間働き続けてくれたのだろう。早速、呼び水投入口のキャップを外し、呼び水を2Lほど入れたら一杯になった。その後電源を入れたら、ポンプが回り始め、1分ほど作動してからストップした。流しの蛇口をひねると、ちゃんと冷水が出た。そしてある程度水を出したら再度ポンプが回り始め、出した水量分の汲み上げが終わったらまた止まった。このようにして、問題は完全に解消した。
 今回、電気と水道の有難みを痛感した。また、ポンプの耐久性にも感心した。日立のポンプ、これからも末永く働いてください。

P.S.
2日後の17日の夜、お風呂に入っていたら熱いお湯が出なくり、ぬるいお湯がちょぼちょぼ出るだけになった。風呂から上がって来て電気湯沸かし器のパネルを見ると、いつも満タン表示の湯量が空っぽ表示となっており、時刻表示が00:00で点滅していた。とにかく時刻設定しないと何かまずいみたいだったので時刻設定し、押し入れの中の説明書が入ってるボックスを引っ張り出して来て、電気温水器の説明書を探し出した。説明書には、長めの停電があった時には時刻設定をしなければならないと書いてあった。何故ならば、電気温水器は夜間の安い料金でお湯を沸かすようになっているから、停電で時計が0時にクリアされた場合は、必ず時刻設定するように設計されているからである。理に適った設計であり文句のつけようがない。恨むなら停電を恨めである。