タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

予算額がしょぼいと逆効果

 昨日10時に北陸応援割の予約受付が始まった。早い者勝ちになることが予想されたため、妻はネット予約操作の下準備も完璧に済ませ、時間きっかりに予約レースに参戦した。妻が予約情報を入力し最後に予約ボタンを押そうとしたのが10時02分。なんと、この時点で画面には、予約枠が上限に達したため応援割を終了 とのメッセージが表示されたとのこと。妻の不満は治まらない。私は「予算配分のほとんどが石川だから、富山は我慢するしかないよ」と慰めるしかなかった。
 今朝の地元紙には「応援割で苦情 施設苦慮」の見出しが一面にでかでかと載った。開始後即刻終了への不満が爆発した形である。利用客には不満が溜まり、苦情対応する施設側も不毛な作業に追われ、鬱屈した疲労感が残る結果となったようだ。ちっとも応援になっていない。
 今回の応援割の予算規模は、総額95億円。内訳は、福井県8億円(8.4%)、石川県50億円(52.6%)、富山県13億円(13.7%)、新潟県24億円(25.3%)となっている。因みに、新型コロナ対応でのGoToトラベル予算は1 兆 3542 億円であり、今回の143倍もの予算を用意し大々的に実施されたことになる。
 今回こんな状態に陥っているのには訳がある。コロナ対応していた頃は安倍政権であり、財務省の抵抗を押し切ってコロナ対応施策にばんばん予算(補正予算)を付け、続く菅政権でもそれを引き継いだ。ところが岸田政権に替わり、財務省の言いなりになって、「緊縮財政こそ我が命」とでも考えているような政権になってしまった。今回も、補正予算を組まず、今年度予算の予備費でやろうとするからこんな結果になるわけである。岸田さん、頼むから早く辞めてくれ!