タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

立山黒部観光

 今日は妻と立山黒部観光に出掛けた。朝6時に自宅を出て、車で立山駅に着いたのが7時に10分前。土日は観光客で一杯になるため、週日の月曜日を狙って来たのだが、第一駐車場は既にかなりの車で埋まっていて、しかも県外ナンバーの車で溢れていた。救いなのは、まだ観光バスが到着前で団体客が来ていなかったこと。お陰で、7時発のケーブルカーにすんなり乗れて、そこから、高原バス、トロリーバス、ロープウェイ、ケーブルカーとスムーズに乗り継ぎ、黒部ダムには9時過ぎに着くことができた。

 これだけ早くに到着すると、さすがの観光名所もがらんとしていて、静かな雰囲気の中で、紅葉と雪山を背景にした黒部ダムを見ることができた。残念だったのは、観光放水が10月15日で終了していたことと、朝方は曇っていて立山連峰の頂きが見えなかったことである。
 観光展望台まで220段の階段を昇り、帰りは屋外階段を使って降りて来て、夫婦共々まだまだ元気でこれくらいの昇り降りが難なくできることを讃え合った。
 その後、ケーブルカーとロープウェイを使って室堂まで戻り、近くの「みくりが池」まで行った。

 室堂は、2日前に降った雪が積もり一面の銀世界となっていて、この時刻ぐらいには団体客が次々に到着して、多くの人で賑わっていた。そして次第に晴れ間が見え始め、青空を背にした立山連峰を見ることができた。
 観光客の半分ぐらいは外国人だろうか? 中国人が一番多いような感じがした。富山には以前から雪がお目当ての台湾からの観光客が多く、皆、慣れない雪道に足を滑らせながら、団体で大声を上げてはしゃいでいた。
 私と妻は、そんな観光客が多く通り過ぎる中で、ベンチに腰掛け、持って来た粉末にお湯を注いで味噌汁を作り、それと持参したおにぎりとで昼食をとった。太陽が照り始め暑くなってきたので、ダウンジャケットを脱いだ。まるで、雪の中でピクニックをしているようなひと時であった。