タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

ヤハウェとエホバは同語異音

 近所に「エホバの証人の王国会館」があり、この土曜日曜と集会があったみたいで駐車場が満車となり、集会終了時は大勢の人でごった返した。先日のブログではユダヤ教に触れたが、その神の名 ヤハウェエホバと発音が似ているので調べてみた。
 ユダヤ教の唯一の神は、ヘブライ語では4つの子音字「YHWH」と表し、ヤハウェと発音する。一方で「エホバの証人」が神と崇めるエホバは、モーセもキリストも崇拝した神であり、ヘブライ語では「YHWH」と表す。ということで、2つの宗教が神と崇める対象が同一であることが分かった。
 エホバの証人キリスト教の一派であるが、キリストとエホバは別物との立場を取り、三位一体の教理を否定している。
 「世界基督教統一神霊協会」(旧統一教会)はキリストという名を含んでいるが、カトリック教会もルーテル教会もこれをキリスト教とは認めていない。

P.S.
 最近宗教がらみの話が多いが、ハマスイスラエルの争いをイスラム教とユダヤ教の争いだと考えると収拾がつかなくなる。どうもハマスパレスチナの代表ではなく、パレスチナ人にも支持されていないようである。実際パレスチナ駐日大使(ワリード・シアム)は以下のように言っている。
1.ハマスパレスチナ暫定自治政府は別物である
  ハマスパレスチナを代表する組織ではない
2.我々はハマスの行動を支持していない
  我々は全ての暴力に反対している
 日本のメディアには、ハマスイスラエル双方に自制を求める論調が多いが、まずはハマスの今回の暴挙を、宗教の仮面をかぶった武装集団のテロと捉え、イスラエルが今回行う「テロ撲滅作戦」を国際法で認められる自衛権の行使と理解しなければならない。それを認めた上で、イスラエルが行う作戦は自衛権の範囲に限定して人道的かつ自制的に行うべきと要請しなければならない。何せハマスが、連行したイスラエル人やパレスチナ民間人を人間の盾として戦おうとする「ならず者集団」であり、イスラエルが下手なことをすれば、ハマスネガティブキャンペーンの罠に引っ掛かってしまい、周辺諸国を巻き込む戦争に発展しかねないからである。