タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

スポーツの日に障子の張り替えをしながら考えたこと

 今日はスポーツの日であったが、朝から雨模様だったので、雨の日にやろうと決めていた「障子張り替え」をした。障子戸も全面張り替えとなると大変だが、我が家では、破れ箇所の修繕を毎年少しずつ行うようにしているので、半日仕事で終えることができる。黙々と作業をしながら「日本は平和だ」と思った。
 2日前、パレスチナ自治区を実行支配するイスラム組織ハマスが、イスラエルに対しロケット弾攻撃を仕掛け、戦闘員が越境して戦闘状態に入っているというニュースが飛び込んで来た。ハマスイスラエル双方合わせて1000人を超える死者が出ているようで、イスラエルは報復攻撃に出ており、小競り合いでは終わらぬ様相を呈してきた。第4次中東戦争を思い出した。第4次中東戦争は、私が高3で大学受験勉強の最中だった1973年10月に勃発した。日本への影響としては、この後に起こった第一次オイルショックが有名で、スーパーからトイレットペーパーが消え、エネルギー価格の上昇から物価が高騰し「狂乱物価」という言葉が生まれた。OPECという言葉も万人に知れ渡った。今回の状況は、第4次中東戦争以来最大の戦闘と言われており、成行きを注視する必要がある。
 「ジャニーズ問題」が最大の関心事としてメディアを賑わせている平和ぼけの日本を見るにつけ、まずは安全保障が一番の優先課題だろうと思った次第である。

P.S.
 ジャニーズ性加害問題を些末な話として片付ける気はないが、一番大切な事は被害者の救済であり、次に再発防止策の検討であろう。被害者救済は最終的にはお金の話になるが、藤島ジュリー氏が相続した資産が1500億円、半分を相続税として納税したとしても被害者救済には十分過ぎるほどの原資が残る。ここで仮に被害者を300人、慰謝料を日本の平均額(300万円)の3倍ほどの1000万円払ったとしても30億円に収まり、ジュリー氏が言う「法を越えた救済」は十分可能である。何か問題が起きた時、関連して色々な不祥事も起きがちだが、中心課題の解決法が見えているなら、あとは「良きに計らえ」である。