タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

蕨採り

 今日は妻と今年初めて蕨採りに行った。場所は例年行っている 夢の平スキー場 で、丘の麓の辺りでは、スイセン畑が満開であった。

 丘を登って行くと、蕨は生えていたが、まだ少々時期が早かったみたいで、今日は夫婦二人で収穫量は2kg程度と低調であった。
 帰宅して直ぐあく抜きをしたが、大鍋の熱湯に蕨を入れながら、『縄文人も蕨をあく抜きして食べたのだろうか?』と思った。縄文人は世界的に見ても、最も早い時期に土器を使って煮炊きした人種である。縄文時代は戦争がなく1万年もの間平和に流れた。栗の栽培や貝塚から想像される縄文時代の生活は、人間同士の争いを感じさせない穏やかなものである。最近、ウクライナの悲惨な状況を見るにつけ、人間を戦争に駆り立てるものは何であろうかと思う毎日である。
 今日は午前中から雨が降り出し、あく抜きの大鍋は屋内に移動させ、その後私は障子の破れた箇所の張り替え、妻は延び延びになっていたお雛様の片付けを行った。このようにして、高齢者夫婦の「昭和の日」は穏やかに過ぎていった。