タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

平凡な中にも何かが起きている毎日

 昨日、すぎやまこういちさんが亡くなったというニュースが流れた。ニュースを聞いていて、先日ノーベル賞受賞が決まった眞鍋淑郎さんと共通点があることに気付いた。お二人とも1931年生まれで東京大学卒業である。1931年は満州事変が始まった年であるから、お二人は幼少期を戦争に明け暮れる中で過ごされたことになる。
 ニュースでは、すぎやまこういちさんの作品の中でドラゴンクエストの楽曲が紹介されていたが、私の中では、ガロが歌った「学生街の喫茶店」が第1位の想い出の曲となる。これが流行った当時、私は大学4年生で、卒論を仕上げるため文京区弥生町にある大型計算機センターへ毎日通っていた。
 昨日、そろそろ寝ようかとしていた頃、東京で震度5強地震があったとのニュースが流れた。娘の旦那も次男夫婦も東京の千葉寄りの区に住んでいて、震源に近いことから心配されたが、直ぐに「何も無く無事」との連絡が届き安心した。
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 写真は今朝のニュースで放送されたものだが、この地震のため、千葉県市原市の養老川にかかる水管橋が破損して水が噴き出した様子である。これを見ていて、先日和歌山で起きた水道橋崩落事故を想い出した。
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 この崩落により未だに広域で断水が続いている。日本のインフラ設備には古いものが沢山あるので、原因を究明しその結果を水平展開して同様の事故を未然に防がなければならない。速報によれば、水道管を吊るしている吊り材に腐食が進んでいる箇所が見つかったとのこと。上図で示すように、この吊り材には引張の力が働き、元々疲労破壊が進みやすい部材である。今後は、定期点検における重点箇所として点検方法の見直しが必要になるだろう。