タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

梅雨明けはいつになるか?

 昨日梅雨前線が南下し、この富山でもゲリラ豪雨が発生した。梅雨前線通過後は気温が下がり、昨晩は久々に冷房無しで眠れた。

 さて今年は、梅雨前線が北上した後 南下するのを2回も経験した。一体全体、梅雨明けはいつになるのであろうか? 梅雨前線が再度北上して、また集中豪雨が発生するのであろうか?
  
 上図は2日後の予想天気図である。北から降りてきた高気圧が温まりながら、上空の寒気が東海上へ抜けている様子が見てとれる。気圧も1020hPaと高く、強い夏の高気圧が東海上から日本列島へ張り出す形となる。今日明日は、上空に残る寒気の影響で激しい雷雨となるところもあるが、2日後の土曜日には大気も安定し晴天の暑さが戻って来るだろう。
 私が思うに、2日後の土曜日が梅雨明け宣言を出すチャンス日である。しかしながら、気象庁はこの日に梅雨明け宣言を出さないだろう。何故ならば、その日の3日後が雨の予報となっているからだ。

 さてここで、梅雨明け宣言の目的を考えてみる。防災の観点で考えれば、梅雨明け前は「集中豪雨に注意を」、梅雨明け後は「熱中症に注意を」と、注意の対象を切り換えることが梅雨明け宣言の目的だと思える。今年の梅雨は暑くて、もう「熱中症に注意を」の注意喚起は今更必要ないのだが、梅雨明け宣言が出されないと、梅雨前線が再び北上して集中豪雨を引き起こす不安を拭い去ることができない。私は気象庁に「集中豪雨を起こす梅雨は終わった」と宣言して欲しい。私の見立てでは、梅雨前線が再度北上することはない。

P.S.
 このブログを書いたあと、気象庁が、中国、近畿、東海地方での梅雨明けを発表した。九州、四国、関東を残し、列島中央部が先に梅雨明けする形となった。梅雨前線が南下しての梅雨明けであり、今年の異常な梅雨を象徴する形となった。

P.S.
 7月21日午前11時、気象庁は、四国地方北陸地方が梅雨明けしたとみられる と発表した。私の予想より1日早く、また、「この日に気象庁は梅雨明け発表には踏み切れまい」とした私の予想は完全に外れた。九州や関東が梅雨明けしてないのに、北陸が先に梅雨明けした。今年はもう既に猛暑日を経験済みだが、この後もう一つ更に大きな熱波の波が来ることになるだろう。