タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

婿殿再来富

 昨日、婿殿が3週間振りに娘と坊やに会いに来た。東京での一人暮らしは寂しいのだろうし、30代後半でようやく生まれた我が子はやはりかわいく、ネット越しの画像データだけでは物足りなくて、逆にリアルで抱きたい気持ちが募るばかりになるのであろう。坊やが大学を卒業する頃、お父さんは還暦を迎える。多分その頃には70歳定年が当たり前になっているか、あるいは定年という制度自身が無くなっているだろう。私も米寿を迎える頃になるが、そこまで生きていられるかは神のみぞ知るである。
 娘は「ゆとり世代」(1987年4月2日から2004年4月1日までに生まれ、ゆとり教育を受けてきた人たち)に生まれ、彼女のここまでの30年間は「日本の失われた30年」とほぼ重なる。
 親たちの世代は、高度成長期からオイルショックに狂乱物価、バブル期を過ぎて長い低迷期に入った。その子供の世代は、物心付いた時からずっと低迷期ばかりであり、これが普通の状態になっている。さて、そのまた子供の世代はどんな時代を生きて行くのだろうか?