タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

第6波予想

 富山県では27日(月)から新型コロナウイルス警戒レベルがステージ2に引き下げられる。全国的にも感染者数は低減を続けており、この傾向が続けば、9月末の関東圏・関西圏の緊急事態宣言解除はほぼ確実と言っていいだろう。今日は今後の新型コロナ感染症の行方を占ってみる。
 世間で感染症専門家と言われる人達は、このところの急激な感染者減少の理由を説明できず困っている。そしてそんなところを元大阪府知事橋下徹氏に、
 「日本の専門家の皆さんはずっと『人流、人流』と言って来たので、このところの 人流が減ってないのに感染者が減り続けている状況が説明できてない。そして『不思議だ』と言っているだけ。不思議じゃ困るのですよ。そのあと色んな理由が出て来るけど、科学的な理由というより後付けの理由ですよ。挙句の果てが『若者の意識が変わった』と言い出した。意識だったら 人流 関係ないじゃないですか。間違っても、反省も謝罪もない。これが政治家だったら、メディアに徹底的に叩かれているところですよ。」
と責められ散々な状態になっている。
 こんなに責められても、一部の警鐘を鳴らすことに使命感を感じている専門家は、「それでも第6波は必ず起こる」とか「感染対策の気を緩めたら必ずリバウンドする」と言い張る。私も第6波は起こるし、リバウンドはあると考えているが、専門家が科学的根拠を示さずこんな占い予想を唱えるから、状況が逆に悪化してしまうのだとも思っている。彼らが言っていることは、狼少年が言っていることと同じになってしまったのだ。
 未来を科学的に予想することは難しい。それは、未来が過去とは異なる環境条件になってしまうからだ。
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 上図は、新型コロナの新規感染者数と新規死者数を表している。ここまで 1波から5波までの波が周期的に来ていることが分かる。ここで何故「波」が出来るのかを考えてみる。私の想像では、第1波は武漢株から変異した欧州株の襲来、第2波は東京株が生まれていて広まった、第3波は季節要因、第4波はアルファ株襲来、第5波はデルタ株襲来 となる。すなわち、私の予想では、たとえ新しい変異株が襲来しなくても、この12月から来年の1月にかけて第6波は必ず来ることになる。次にその第6波での感染規模の予想をしてみる。感染者数は、第5波において第3,4波の4倍程度に膨れ上がった。しかしながら死者数は第3,4波の6割程度に収まっている。明らかにワクチンが効いてきている証拠である。この事実から推論すれば、第6波の感染者数は第5波と同じくらいになるかも知れないが、死者数は第5波以下になるであろうと予想できる。