新型コロナウイルス感染下でのオリンピックと夏の高校野球甲子園大会

 夏の高校野球鳥取大会で、米子松蔭高校が、学校関係者1人の新型コロナ感染が確認されたことから出場を辞退した問題で、鳥取県高野連は、一転して出場を認める決定をした。高校球児が発した悲痛なTwitter高野連を動かし、明日21日に、一時不戦勝と決まった境高校との間で2回戦を行うことになった。誠に喜ばしい限りである。
 この朗報に水を差す気は毛頭ないが、今年の高校野球甲子園大会は有観客でやるのであろうか? オリンピックと基準を同じにするなら当然無観客となるであろうが、そんなところが聞こえて来ない。何より、オリンピック中止を社説で訴えた朝日新聞社が、自社が主催する甲子園大会については中止を訴えずだんまりを決め込んでいる。彼らはこの、「オリンピックはNG、甲子園大会はOK」とするダブルスタンダードについて、矛盾とは感じていないのだろうか?
 一般の人の中でも、オリンピックは中止で甲子園大会はやっても良いと思っている人は沢山いると思われる。そして、そう思うことに左程の矛盾も感じていない。プロ野球もサッカーも観客を入れてOKだし、高校野球ももちろんOKだが、オリンピックだけは特別で、無観客でやらなければならないと、まるで催眠術にでもかかったような雰囲気になっている。
 英国からは、1日の感染者が5万人を超える中で、イングランド地方でコロナ規制を撤廃するとのニュースが入ってきた。ワクチン効果により、感染者は増えているが、重症者や死者が十分低い値に抑えられているという理由からだ。f:id:TatsuyaYokohori:20210730215351p:plain
 上図は、英国と日本の比較グラフで、上が新規感染者数で下が新規死者数である。注目すべきは、英国の感染者数が最近急増しているが死者数は低く抑えられたままだという点である。そして更に注目すべきは、日本の感染者数は英国に比べて桁違いに少なく、また死者数は、ワクチン効果で低く抑えられていると言われる英国の値とほぼ同レベルだという点である。