タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

大雪

 昨日のブログで大雪の予想をしたが現実になった。
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上は今朝の拙宅の玄関の状況だが、一晩で50cm降ったことが分かる。気象台の発表では、残雪と合わせて富山市の積雪は68cmとのこと。一晩で50cm降ったことは、私の人生を振り返ってもこの50年無かった。唯一、私が小学生であった昭和38年1月、このような大雪が1週間降り続き、冬休み明けの初登校が休校となった。当時を知る老人は、いつも「38豪雪は大変だった」と語るものだが、今回の雪はあと二日は続くと予想されるため、38豪雪以来の豪雪になるものと懸念される。
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 上図は今日6時の気圧配置と衛星画像である。昨日のブログで予想していたが、北陸3県には水蒸気を大量に含んだ西風が吹き付けており、大雪になっていることが分かる。日本列島の日本海側沿岸には対馬暖流が流れており、西風が吹くとこの暖流上を流れる気流に大量の水蒸気が上昇気流となって吹き上がる。図を見て分かる通り、この西風による雪は、日本列島の山脈にぶつかる前、すなわち日本海海上から降り始め、平野部に来てドカ雪となっている。つまり今回の大雪は「里雪型」となっているのである。
 里雪型となるのは、日本海に低圧部(図中 気圧の谷)が出現する時である。この低圧部の上空に寒気が流れ込み寒冷渦ができて積乱雲が発達する。そして、この低圧部ができるため、通常冬型である縦縞等高線の時は北西の風が吹くが、この低圧部で等高線が折れ曲がってしまい西風が吹くことになる。
 窓の外ではずっと雪が降り続いている。早く止んで欲しいものだ。