タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

つららの成長から考えたこと

 今朝の時点で我が家の回りの積雪は25cm程度。昨日から5cmほど積み増しはあったが、日常生活には全く問題ない。今度の寒波では、滋賀県福井県で結構降ったようだが、石川県以北では、警報が出た割には大したこともなかったようだ。(もちろん、能登の被災地では、この程度の積雪でも色々と支障は出ると思われるが)。

 上はリビングの窓の外に垂れ下がるつららである。昨晩は外気温が氷点下まで下がりつららが成長する環境が整ったのであろう。ただ、つららができるには雪が溶けなければならないので、降り積もった雪が屋根瓦と接触する辺りでは雪が溶けて水になっていたと思われる。方や水が氷となり、方や雪が水となる。こんなことが何故同時に起きるのだろうか?
 ネットで調べたら、「屋内の暖気で屋根も暖められて雪が溶ける。その水が滴り落ちる時外気に触れて凍る」だそうだ。これはもちろん正しいが、私はもう一つ別の要因があると思っている。氷は圧力を掛けると溶けるのである。雪が降り積もると下層には圧力が掛かるから溶け出すのである。氷に圧力が掛かると溶ける現象は雪国に住む人なら誰でも経験している。スケートが滑るのは、圧力(体重)が掛かると氷が溶けて氷とスケートブレードの間に水の膜ができるからである。ノーマルタイヤで雪道を走るとスリップするのは、タイヤと雪面との間に水の膜ができるからである。スタッドレスタイヤが滑らないのは、雪が溶けてできた水をタイヤが吸い取る構造になっているからである。

P.S.
 今日はこの地区の小学4,5年生のスキー学習の日だった。今日は私の下校時パトロール(=緑のおじさん)の当番日でもあったので、私はいつもの信号機のない横断歩道で、時折車を止め、子供達を安全に横断させていた。今日はとても寒くて、その内つま先が冷えてジンジンしてきたが、4、5年生はスキー学習が遅れたみたいでなかなか帰って来なかった。私は、広瀬香美の「ゲレンデがとけるほど恋したい」の歌詞を思い出していた。(結局帰って来たのは予定より15分遅れとなったが、スキー学習が無事にできて良かった)。