タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

次男の人生と長女の人生

 今日は次男の誕生日である。朝5時、家族のLINEグループに「おめでとう」と送ったら、長男が直ぐにおめでとうと続き、数分後に次男からありがとうと返信があった。男性陣は皆早起きである。
 チェルノブイリ原発事故(1986年4月26日)があってしばらくして、妻は出産のため2歳の長男を連れて富山の実家へ帰った。この年の5月24日は土曜日だった。私は、出産が近いとの妻からの連絡を受け、京都駅から朝一番のサンダーバードに乗り込んだ。ところがこの日は、石川県地方が集中豪雨で河川の水位が警戒レベルを超えたため、列車は金沢駅手前で停車してしまった。一時間近く停車したであろうか? 運行が再開され、富山駅からタクシーで産院に駆け付けた時には次男はもう生まれていた。
 次男には申し訳ないが、私も妻も女の子の誕生を夢見ていた。ただ、今から思えば、彼が男の子であったことが結果的には良かった。3人目にして、待ちに待った女の子が生まれたのだから。長女には「お兄ちゃんには感謝しないといけない」と言ってある。お兄ちゃんがもし女の子だったら、お前はこの世に生まれて来なかったのだから。