タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

インプラント治療中に考えたこと

 今日、インプラント治療の最終工程である「被せもの装着」を行った。インプラント埋め込みから5ヶ月、途中に虫歯治療が入ってしまったので予定を大幅に延長した治療になったが、その分インプラントの回りに歯槽骨がしっかり絡みつくように成長したので、結果的には良かったのかもしれない。ただ、治療は今日で終わったわけではない。今日で最奥の奥歯のインプラント治療が終わっただけで、まだ、その手前の奥歯の虫歯治療が残っている。今日は、その治療のための型取りも行った。
 口を開けた状態で治療を受けていた最中、昨日見たYouTube縄文時代の風習を思い出した。縄文時代の中期には抜歯が行われるようになり、成人や結婚に際して、抜歯が儀式として行われていたようだ。抜歯は縄文後期には盛んになり、西日本の縄紋晩期では、成人のほぼ全員が抜歯を行っていて、社会制度として抜歯が定着していたそうである。健康な歯を抜くという行為は、現代に生きる我々から見て信じられない風習であるのだが、死に物狂いで生きていた縄文時代においては、人間として成長していく節目で、抜歯のような強烈な痛みを伴う儀式は、覚悟を植え付ける行為として必要だったのかもしれない。