タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

文明史から見た日本と西欧の類似性

 以前のブログで、「日本と西欧の類似性は封建時代がきっかけとなり生まれた」との考えを示した。先日、梅棹忠夫の「文明の生態史観」の解説動画を見ていたら、私のぼやっとした考えがもっと体系的で詳細に述べられていた。

 上図は、梅棹氏が論考した文明地域の分類を示し、日本と西欧が「第一地域」として同じ色で塗られている。一方で日本と西欧に挟まれた地域は、「第二地域」と称して別の色で塗られていて、日本や西欧とは類似性の少ない異なる文明の地域として表現されている。

 上表は解説動画の内容をまとめたものであるが、なぜ日本と西欧が類似しているのかの疑問がこれですっきりした。これを見ると、ロシアと中国の類似性も納得できる。元凶は遊牧民だったことになる。ロシアも中国もチンギス・カン一族の負の遺産を引きずって、未だに専制国家の道を歩み続けているのだろうか?