高校の数学の中で「確率」を習うが、その中に「期待値」というものがあった。宝くじが当たる確率に、当たった場合の賞金を掛けると、もらえる賞金の期待値が出る。期待値というとPositiveに考えがちだが、Negativeな期待値も考えることができる。
欧米の政府は、新型ワクチン（ｍRNAワクチン）承認に当たって、「リスクとベネフィットを天秤にかけ、ワクチンを承認した」と表明していた。ここにおいて、リスクやベネフィットを数量化しないと比較できない。この「数量化したもの」とは期待値になるはずだ。
私は、個人がワクチン接種すべきかどうかを判断する場合も、期待値で判断すれば良いと思っている。Negative期待値を比較すれば良いわけだ。
上は、ワクチンを打った場合と打たなかった場合の被害期待値の比較である。確率も被害単位も私の独断で決めたので、期待値の値自身に信憑性はないが、このようにNegative期待値を比較して判断材料にする手法については、参考になるのではないだろうか。
