まん延防止 富山県適用へ

 昨日の富山県内の新型コロナ新規感染者数が 77人と過去最多となり、富山県を含む10県が、まん延防止等重点措置の適用対象地域に追加されることが決まった。緊急事態宣言およびまん延防止適用地域は日本の全域に広がっており、また、感染拡大がピークアウトする様子も見えないため、日本全体に不安とやり場のないイライラ感が漂っている。
 こんな時は大所高所から俯瞰した大づかみの現状認識が必要である。まず、現状がどの程度酷い状況であるかを認識する必要がある。
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上表は、ここ1週間の新規感染者および新規死者数の7日平均値を単位人口当たりで土俵を揃え比較したものである。これを見ると日本の値も東京の値も欧米諸国よりマシな状態であることが分かる。これは、ワクチン接種が進む欧米よりも、日本や韓国の{低い接種率+Factor-X}の効果の方が高いことを暗示している。この比較から言えることは、死者数という指標において、日本や韓国は欧米より一桁低い状況であるという点である。欧米の指導者がこの比較表を見たら「この程度の状況でうろたえるな!」と日本の指導者に言っていることだろう。私は、欧米の指導者が「死」というものに対し耐性が高く、冷徹に計算し判断する能力があると思っている。これは戦争という非常時を日常的に想定してリスク管理する欧米人の特性であり、この能力においては日本人は欧米人の足元にも及ばないであろう。
 次に、今の状況を時間的な大所高所から見てみる。私は7/28のブログで「今回の第5波は8月7日に東京都の感染者数4770人をもってピークアウトする。日本全体のピークはそれから2週間後ぐらいになる」と予想している。ここで重要なことは、ピーク値やピーク時期の予想ではない。ピークアウトするメカニズムを知ることが大所高所からの判断に繋がるので、この辺りの理解が大切である。私は、ピークアウトする理由を「今まで他人事だと思っていた緊急事態宣言がいよいよ自分事に思えて来た時ピークアウトする」と考えている。今世間の騒いでいる状況を見れば、誰が見ても「ちょっとやばい状況」だと判断するであろう。多分先週辺りから、誰もが「やばい」と思い始めたと想像する。つまり、私の理論が正しければ、ピークアウトは近いということになる。