タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

令和3年5月1日 メーデーの日に思ったこと

 今日は朝から妻と一緒に、妻の母方の実家があった竹林に筍掘りに行って来た。前回よりは多くの収穫があった。
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 今日5月1日はメーデーであるが、最近、メーデーとか 労働者の祭典とかいう言葉をほとんど聞かなくなった。私が大学にいた頃はJRがまだ国鉄だった時代で、労働団体は「順法闘争」と称して盛んにストライキを仕掛け、首都圏の交通網は何度も麻痺した。そのため、サラリーマンは会社に行けず会社が休みになり、学生は学校に行けず大学は休講になった。中学校の社会科の先生から、ストライキは労働者の権利 と教えられていたので、当時は国鉄職員がストライキを行うのを私も支持していた。大学卒業後会社に入り、大阪の工場に配属となって初めてのメーデーでは、組合員の下っ端は皆 靭公園の決起集会に参加した。集会では、「団結」と書かれた団旗を持たされた。まだ、社会党とか民社党とかがあった時代である。あれから40年が過ぎ、今や「ノンポリ」という言葉さえ死語になったような気がする。あの頃、労働界を代表していた政治家や闘志が現代を見たなら、自分が目指した社会が実現できていると思うだろうか? 今更ながら、労使の対立の構図で社会が改革できたのであろうかと思う次第である。