タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

ChatGPTを使ってみた 続き2(悪い使用例)

 昨日はWBC日韓戦の試合を見ていたが、途中から点差が開き安心して見ていられるようになったので、イニングの合間合間でChatGPTと会話した。





 今回は前々回や前回とは違い、「ChatGPTにこんなことを期待してはいけない」というところを示す結果になった。使用上の注意点を以下に箇条書きする。
1.ChatGPTは自分が言ったことを覚えてない(記録されない)
  この手の仕組みの基本的な設計思想だろうと思われる
2.ChatGPTの回答には、真実か虚偽かの判断(フィルタリング)が入らない
  自分の過去の発言を「覚えてますよ」と平気で噓をついてしまう
  回答内容に対して裏を取ることは無い
  そもそも、事の真偽を評価するようなロジックは組み込まれてないのだろう
3.ChatGPTのD/Bには、対話者の発言内容が登録されない
  セッション中の会話内容はもちろんメモリーに保持されるが、セッション終了後再開した時、前回の会話内容は一切無視され一から始めることになる。

 さて、そうは言っても、AIとここまで自然に会話できるとは、やはり驚異的である。近い将来、この技術を適用したアプリケーションソフトがどんどん生まれてくることになるだろう。

P.S. 
 上でChatGPTの回答には真実か虚偽かの判断(フィルタリング)が入らない とは言ったが、最近、何が真実か分からないことが多い。参院で小西議員が提示した文書に対し、当時総務大臣だった高市早苗議員が「これは捏造文書だ」と言って反論した。次に現総務大臣が、小西議員が示した文書は行政文書と答弁して一気に高市氏が不利になったかと思われた。しかしながら、どうもその行政文書に書いてある内容には事実とは異なることがあることが分かってきた。小西議員は総務省の元官僚で旧郵政派に属し、彼の発言の中から彼の先輩官僚や後輩官僚の名前が出て来たことから、誰がこの文書を彼にリークしたかも推測できるに至った。そして、この文書が旧郵政派の中で回された文書である図式が見えてきた。8年前の文書をこの時期に敢えて表に出す目的は、どうも春の地方議会選挙に向けて、高市議員や磯崎秘書官にダメージを与えることにあるようだ。高市議員や磯崎秘書官は旧自治省側候補を応援しており、8年前も総務省の中で、旧郵政派と旧自治派は激しいバトルを繰り広げていたのである。自分に不利なことは隠し、相手に不利な点だけを挙げて攻撃することは、裁判で検察側や弁護側が使う常套手段であり、別に罪にはならない。しかしながら、国会議員が大事な国会の質問時間をこんか卑怯な陰謀のために使って良いわけがない。
 このようにして、真実か否かを見極めることは容易ではないし、AI技術の進歩だけでは解決できない部分が残るだろうと思われる。