天神様

 今日天神様を飾った。天神様を飾ると言っても、北陸以外の人にとっては何のことだか分からないかも知れない。

f:id:TatsuyaYokohori:20201230223720j:plain
 富山県では男の子が誕生すると、祖父母が写真のような菅原道真公の掛け軸を贈り、孫の健やかなる未来を祈るのである。そんなわけで、富山県の各家庭の床の間では、年末から正月にかけて写真のような光景を目にすることができる。
 菅原道真は学問の神様と言われており、健やかなる未来と同時に「賢い子に育ってくれよ」という願いも添えられるのが一般的である。そう言えば、子供たちの合格祈願に湯島天神亀戸天神に行ったものだ。
 道真が京の都を去る時に、庭に植えられた梅の木に「東風(こち)吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそという和歌を詠んだ。高校の古文の授業で習ったこの和歌を覚えていられるのは、天神様のお陰なのかも知れない。