タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

自宅で露天風呂気分

 ここしばらく春の陽気が続いていたが、今日は午後から雪も舞い散る寒い日となった。ここ最近始めたことだが、入浴で体を洗い終えたあと、最後の湯舟に浸かる時、出窓の戸を10cmばかり開ける。すると、冷たい外気が入ってきて顔に当たり実に気持ち良い。特に今日みたいに寒い日は、湯舟に熱めのお湯をつぎ足しておいて、窓をちょっと開けると、寒風が顔に当たり露天風呂の気分を味わえる。これをやり始めてから、この最後湯の浸かりが30秒から2分に増え、夜もぐっすり眠れ体の調子がとても良くなった。
 振り返れば、随分豊かな暮らしになったものだと思う。だいたい私が幼い頃は自宅に風呂はなく、冬場は週に2回銭湯に行っていた。大学に合格して富山から東京に上京して寮生活を始めた時、三畳一間には机と布団と裸電球以外に何も無かった。千葉の叔父の家に遊びに行って、叔母から「お風呂に入って」と言われ、私が「お風呂は昨日入ったばかりだから今日は入らない」と応えた時、「お風呂は毎日入るものよ」と言われてびっくりしたものだ。今では毎日風呂に入るのが当たり前、昔で言えば毎日湯治暮らしをしているのだから、正に極楽極楽である。