タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

銀河系の中での太陽系の立ち位置

 今日は年明け3日目だが、今年はコロナ禍の中で家に引きこもりの正月となった。そんな中、宇宙の中での自分の立ち位置を探ろうと思い、まず最初に銀河系の中での太陽系の立ち位置を調べてみた。最近は便利な世となり、星図早見盤もスマホのアプリとして利用できるようになったので、そのアプリを使って太陽系近傍の地図を作ってみた。
f:id:TatsuyaYokohori:20210103115607p:plain
 この地図を作ってみて分かったことは、夜空で神話の姿で輝く明るい1等星の星々のほとんどが太陽系の近傍に位置するということ。織姫星織女星)であること座のベガも、彦星(牽牛星)であるわし座のアルタイルも、銀河系全体を地球サイズに縮小したら、同じ市町村に住む隣人だと言える。冬の大三角形を構成する3星も、シリウスプロキオンが同じ町内の住人、ベテルギウスは隣県の住人となる。この地図の中で一番遠い星である白鳥座のデネブまでが1400光年となるので、同じように地球サイズにマッピングすると、これは東京-大阪間の距離に相当することになる。
 私は今まで、天の川の星々は銀河系のほぼ全体の星が見えていると思っていたが大きな間違いだと分かった。肉眼では近い星しか見えないのである。そしてその近い範囲は、我々が住む天の川銀河の中の極々一部の範囲となる。
 この宇宙には無数の銀河がある。そして互いに遠く離れている。隣のアンドロメダ銀河までは254万光年もある。そんな広大な宇宙の片隅にある地球という惑星の上で人類は宇宙全体を思考できる存在となった。なんだかうれしい気になる。