タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

汚職が多いのはフィリピンだけではない

 最近、連続強盗事件から発展して、フィリピンの入館施設収容所の杜撰な管理体制がお昼のワイドショーの格好の話題となっている。日本人の常識からして、信じられないほどの袖の下の多さである。警察組織までもが、金さえあれば動かせる状況に唖然とする。ただこれは、フィリピンだけが特別酷いわけではない。先月のブログに書いたことだが、インドネシアに出張した際パトカーがチャーターされていて、空港までの渋滞した道を、パトカー先導により、短時間で走り抜けることができた。だいたいインドネシアという国は、Visa on arrivalという制度があって、VISAは申請して取得するものではなく、入国審査通過前に空港で買うものなのである。もちろんこれは制度として決まっていることで袖の下ではない。ただ、「Visaは誰でも金さえあれば買えるもの」というお国柄を入国時にまざまざと見せつけられる。
       
 上表は、非政府組織(NGO)Transparency Internationalが発表した「清潔度(汚職の無さ)」の中から目ぼしい国をピックアップしてまとめたものである。今話題になっている東南アジアの国々が黄色で塗られているが、いずれも下位に位置する。一方でアジアの中でも、島嶼国はブルーで塗られていて上位に位置する。また、今戦闘を交えているロシアとウクライナ汚職が多い国であり、例え戦争が終わっても、汚職との戦いが当分続くことになる。