タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

大相撲界の再雇用制度

 大相撲初場所は大栄翔の初優勝で終わった。富山出身の朝乃山は11勝4敗で場所を終え、カド番は脱出したものの、綱取りへの道は来場所以降へ持ち越す形となった。その朝乃山の取り組みを見ていて気付いたことだが、高砂部屋の親方が変わった。今場所から高砂部屋は師匠が元関脇朝赤龍に代わり、先代親方の元大関朝潮は65歳で定年となって錦島親方に年寄名跡を変更したそうだ。朝潮日本相撲協会に再雇用され、70歳になるまで親方として残るとのこと。
 相撲界にも定年や再雇用制度があることを知りびっくりした。大関まで務めて再雇用となったのは朝潮が最初とのことだが、私と同い年の朝潮が再雇用になったということで応援したい気持ちになった。同い年には他に国民栄誉賞を受賞した千代の富士がいる。こちらは勝負強く横綱まで上り詰めたが、朝潮の方は大事な優勝決定戦では今一つ結果が残せず、最高位が大関止まりとなった。しかしながら大関まで上っただけでも立派なものである。高砂部屋という大部屋を仕切る重責から解放されて、これからの人生は、自分のやりたかったことをやってもらいたい。