タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

これが何故アカデミー賞受賞作品に成り得たのであろうか?

 アカデミー賞を受賞した「パラサイト 半地下家族」が地上波の金曜ロードSHOWで放映されたので録画しておき、大雪で自宅避難状態となった日曜日に妻と一緒に鑑賞した。最初は喜劇だと思って見ていてなかなか面白かったが、終盤で殺戮の場面となり、見終わったあと殺伐とした思いだけが残った。『こんなものが何故アカデミー賞を受賞したのであろうか?』と思った。
 次の月曜日は成人の日であり、大雪自宅避難が継続となったため、録画してあった三谷幸喜 脚本監督の「記憶にございません!」を見た。三谷幸喜作ということで初めから喜劇と思って見ていたが、期待にたがわず面白く笑って見終わった。そして見終わった後、何とも言えないほのぼのとした気持ちになった。「きのうのパラサイトよりこっちの方が余程良かった」と言ったら妻も同意した。
 人は十人十色、自分の評価が世間一般の標準的な評価とならないことは百も承知だが、パラサイトを日本人審査員が評価したら、賞を取ることは絶対ないと思った。