新型コロナウイルス感染拡大がまた大いに懸念すべき状況となってきた。第２波のピーク値を超え、この先どこまで拡大するか分からない。こんな時は外を見渡し比較参考となる国があるかと思い調べてみた。以下は日本、米国、英国の７日移動平均グラフである。
これを見ると日本と米国のグラフの形が良く似ていることに気が付く。米国では第２波ピーク値のおよそ２倍程度まで感染が進み、現在第３波のピーク段階にあると思われる。これを日本に当てはめると、日本の感染者ビーク値はおよそ3000人程度まで進むと予想される。
さて次に、もし１日3000人の感染者が出た場合、それがどの程度深刻であるかを推定してみる。
上はインフルエンザ患者数のグラフであり、毎年ピーク時には100～200万人/週（10～30万人/日）の患者が出ていることが分かる。そしてこれは3000人の感染者のおよそ50倍の値になる。
我々人類はもう「新型コロナウイルスはインフルエンザウイルスに比べてはるかに弱毒である」ということを知っている。そして、一部の重症化患者への対応方法も分かっている。従って、１日3000人程度の感染者には十分対応できるはずである。
