京都大の研究グループは24日、仏教経典を学習した生成人工知能(AI)を搭載した人型ロボット「ブッダロイド」を開発したと発表した。研究グループの熊谷誠慈教授が試しに「人間関係がうまくいかない」と問いかけると、ブッダロイドは「相手との距離を見つめ直し、心のバランスを保つと改善につながる」と答え、合掌した。

今AIは人生の悩みに答える良き相談相手になりつつある。熊谷教授を中心とするチームが開発した「AIブッダ(ブッダボット: Buddhabot)」は、仏教の教えに基づき、現代人の悩みや社会課題に回答する対話型AIとして広く使われている。
ヒマラヤ山脈の東端に位置するブータンでは、チベット仏教が人々の生活に浸透している。首都ティンプーの中央僧院では、日本で開発された「AIブッダ」を活用する実証実験が行われ、僧侶や仏教研究者ら約450人が使用した。AIブッダを使ったある僧侶は、
「AIブッダは、ブッダと会話をしているような感じだ。特に良い会話ができている時には、ブッダが機械の中にいて いつも私を情け深く見守っておられるような気がした」
と感想を述べている。またChatGTPを使う若者は
「元々『ブッダになって答えて』とChatGTPに指示していた」
と言う。AIブッダはそんな指示なしで使えるのでとても良いと言う。この実証実験を受け、ブータンの教育技能開発大臣は、若者が仏教や仏教的精神を知る機会が増えるとして、2027年には約80万人の国民への展開を目指すと表明した。
京大グループは、「AIブッダ」の次に「キリスト教AI」に取り組む。さて、キリスト教信者にとって、神とは相談相手ではないであろう。仏教徒とブッダの関係性は、キリスト教徒と神との関係性と異なるような気がする。AIが人の役に立つのは大いに歓迎するが、将来どんな弊害が顕在化するか予測できないのでなんだか怖い。