タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

GoToトラベル(2回目)

 昨日は2回目のGoToトラベルということで、黒部川の上流に位置する宇奈月温泉で1泊してきた。今回食事は食べ放題のビュッフェスタイルであり、どのように感染対策されているのか興味深く思っていたが、実際対策は十分取られていた。
 まず、時間割を決めての人数制限、マスク着用は当然としてレストランに入るところでアルコール消毒、トレイを受け取るところでビニール手袋着用、料理の8割が小皿に取り分け済みでラップが掛けられており、残りの自分でトングを使って取り分ける場合もビニール手袋をしているから感染心配なし。隣の席までも2m以上空いているし、大声で騒ぐ人もなし。これなら、たとえ無症状でウイルスを保有する人が混じっていたとしても、感染することはないだろうと思われた。
 今朝は、露天風呂に肩まで浸かり、湯気を巻き上げながら吹き込む寒風を頬に浴びつつ『GoToトラベルに批判が集まる理由は何なのか?』と考えた。
 今、実際非常に困っている人達が2種類いて、一つは医療従事者であり、あと一つは不要不急を生業としている人達だ。そしてこれらの人達は少数派であって、大多数の人達は、多少の不便さを感じながらも大して困ってない。コロナ問題でいつも世間の意見が割れてしまう理由は、私が考えるに、この大して困っていない大多数の人達が、「人命第一」と言った瞬間思考停止に陥り、しかもその命が自分や家族の命を真っ先に考え、不特定多数のコロナ感染以外で死に行く人達の命にまで思いを寄せることができないから という結論に達した。私も含めて年金族という人種が特にたちが悪い。年収が減らないのに特別定額給付金をもらい、おまけにGoToキャンペーンの恩恵を受けながら、感染はいやだから政府に文句だけは付ける。「二律背反という言葉があるでしょう。要はバランスの問題なのですよ」と言いたくなる。

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 帰路は、新潟県との県境にある「ヒスイ海岸」に立ち寄った。ヒスイが見つかれば良いと思っていたが、海岸には釣り人が結構いて、「何が釣れますか?」と聞いたら「フクラギ」という答えが返ってきた。クーラボックスを見せてもらったところ、30~40cmのフクラギ(ブリになる手前の魚)が1本釣れていた。今日は不漁だとのこと。しかしながら、年金暮らしで朝一海岸へ来て、コロナ感染の不安もなしに釣ができるのは幸せなことだと思った。