ジョー・バイデン氏が米国第46代大統領に就任した。トランプ前大統領は就任式典には出席せず、米国の分断を象徴する結果となった。レディ・ガガが国家を斉唱した時は華やかな雰囲気も出たが、コロナ禍の会場の参列席に人影はなく、代わりに星条旗が風に揺れていた。
昨年の大統領選挙は、バイデン氏が選ばれたというよりも、トランプ大統領を好まない人達が彼を落選させた形となった。結果的に当選した方のバイデン氏がどんな公約を掲げていたのかも定かでない。今後米国はますます多難な道を歩むように思える。
米国の分断を産み出すものは何であろうか？ 共和党はリンカーンが大統領だった頃は工業化が進む北部の都市部を基盤として、奴隷制度に反対する進歩的な党だった。それが今では中西部や南部の農村部を基盤とする保守政党に変わってきている。一方で対する民主党はリベラルを標榜し、進歩的インテリと黒人やヒスパニックのマイノリティを基盤にしているように思える。リベラルを標榜する党は、日本も米国も左派と中道に分裂しがちとなり、今一まとまりに欠ける。米国は、アメリカ ファーストを標榜する共和党とグローバリズムとダイバーシティを標榜する民主党によって分断されていくのだろうか？
今日は昨日に続き良いお天気となった。１月の富山で晴天が２日続くことは実に珍しい。２週間前が豪雪の始まりだったが、この冬はとにかく極端な天候になる。それにしても、息子夫婦と孫たちが住むアメリカの動向が大いに気になる。
