タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

大寒の日

 今日は大寒の日であり、こちら富山においては北陸の冬にしては珍しく晴れ上がり放射冷却となって、大寒にふさわしい非常に寒い朝となった。我が家では、亡き母の言いつけに従い、この日の朝の冷たい水を神棚に備えた。
 玄関を出ると、道脇に積もった雪から溶けだした水が夜間の間に凍り付き、路面のところどころでスケートリンクができていた。子供達の登校の際 危険になると思い、昨晩のお風呂の残り湯をバケツで運んできて10杯ほどかけたが、今日の氷はそんなものではびくともしなかったので、氷溶かしは途中で諦めた。
 この大寒の日に、愚息は区役所に結婚届を出し入籍した。このコロナ禍で結婚式を行うのは難しいので、籍だけは先に入れておけば良いという考えであり、双方の親たちも同意している。入籍日は嫁さんの誕生日に合わせるのが良いと長女の夫(義弟)から教わり、同じようにしたようだ。すなわち今日は入籍記念日であると同時に嫁さんの誕生日になる。私の場合、結婚して1ヶ月ぐらい後に妻が一人で市役所に結婚届に行ったので、入籍記念日なんてものは意識にない。ところが最近は、同居してから入籍しその後結婚式となるので、覚えておくべき記念日が沢山あって困るようだ。そういう意味では、嫁さんの誕生日に合わせて入籍するのは良いアイデアである。
 息子の結婚相手とは、1年ちょっと前の長女の結婚式の前日、一家が東京に集まった時の居酒屋で、私も妻も初に対面した。家族勢ぞろいの中、進んでその中に入ってきたお嬢さんの度胸の良さに関心した。その後は新型コロナウイルスが感染拡大となり、一度も会ってない。向こうのご両親とは初対面の挨拶すらできていない。このように異例尽くめの運びとなっているが、幸せな家庭を築いてもらいたい。
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 写真は冬晴れの中の立山連峰である。左手の尖った山は剣岳であるが、急峻であるため雪があまり積もらず黒みがかっている。二人の未来に幸あれと祈った次第である。