タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

好きなことができる人生のトワイライトタイム

 昨日は、昔勤めていた会社の同期会であった。47年前同期入社した内の18名が、石川県の温泉地にある会社の保養所に集まった。皆現役を引退した者ばかりであり、それぞれ第2の人生を歩んでいるようであった。
 宴席で私の隣に座った御仁は、現在大学の芸術学部の4年生で卒業制作で忙しいらしい。金属工学を専攻し会社では研究部門にいたのに、その彼が今は彫像と格闘していると知り感心した。「芸術でオリジナリティを出すにはどうしたら良いか?」と尋ねたら、その問いには直接答えず「(彫像は)楽しいからやっているだけ」との名言が返ってきた。何かのためにやるのではない、楽しいからやるのである。
 宴席で私の前に座った御仁がノンアルコールを頼んだので、「アルコールは健康に良くないの?」と尋ねたら、「医者が言うからアルコールは控えている。医者もアルコールが病気をどう引き起こすか説明できないみたいだ。統計データでもってそう言ってるだけ」とまるでその道の専門家のようなことを言った。奥さんが医学部出身だから、日常的に奥さんから注意を受けているのだろうと思った。そんな彼だが、今日は同期とゴルフができたし、おいしい料理にありつけたし、さぞや楽しい一日だったことであろう。
 私と同室となった御仁は、一昨日は奈良に泊まり、きのうは京都の天橋立、今日はここに泊まり、明日は能登まで行って、明後日は高山を通って東京まで帰ると言った。奈良と京都では博物館を見学したし、天橋立は見なかったが丹後半島の自然はとても良かったと言った。よく一人で長距離運転を何日も続けられるものだと感心した。健康で好きなことができるというのは素晴らしいことである。
 一夜明け、私は午前5時に保養所を出た。自宅までおよそ100kmの道のりを、フロントグラスに朝陽を浴びながら北陸高速道を飛ばした。早出の理由は、毎週日曜日に行われる町内同好会のパークゴルフである。「こんな日ぐらい欠席しても良いのでは?」と妻が言うのだが、まあ 好きなことは、それができる間(健康で動ける内)はやっておいた方が良いと思った次第である。
P.S.
 同期の一人から以下の写真が送られて来た。露出時間が177分と書いてある。夜空を3時間眺めてこの写真が撮れたということになる。天文マニアの彼には敬意を払いたい。