タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

長い伝統

 今日6月1日は、年に一度の竹林堂の朔日饅頭(ついたちまんじゅう)の販売日であった。朔日饅頭とは、創業240余年の老舗が作る甘酒まんじゅうであり、江戸時代から始まり、前田公にも献上され評判だったと言われる。特に、日枝神社春季例大祭の初日である6月1日に販売されるものを朔日饅頭と呼び、これを食べれば1年間、無病息災、健康で無事、安泰に過ごせると言われている。
 コロナ前は、この饅頭を求めて早朝(6時前)には数百メートルの待ち行列ができたが、2020年のコロナ初年度は三密を避けるため販売が中止され、2021年からは前もって予約券を購入する形に変更されていた。今年も予約券方式で行われたが、9時~10時の予約券を持って10時に行ったところ、店頭には7,8名の客が待っており、丁度蒸し上がりの時間に重なったためか10分程待たされて購入に至った。
 長い伝統という意味では、最近もう一つ「へぇー、そうなのか」と思うことがあった。私は、小学生の下校時交通安全のため、近所の信号機の無い横断歩道で第2第4木曜日に「みどりのおじさん」の当番になっているのだが、その関係で月末に翌月の「学校行事と下校時刻表」が渡される。6月の予定表を見ると、何とそこに、6/17(土)が「創校150周年記念大運動会」と書いてあった。150周年というと、創立が1873年になる。日本最初の近代学校制度は明治6年1873年)に、フランスを模範とする中央集権的な「学制」として定められたので、私が住む地区の最寄りのこの小学校は、最初の近代小学校として全国各地に誕生した数ある学校の中の一つとなる。何だか、明治近代化の息吹が伝わってくるような気がした。秋には、その学校のグラウンドで4年振りに町民大運動会が行われる。

P.S.


今年もサボテンが一斉に咲き始めた。株分けで増やしたので、3鉢ともDNAが同じクローン株である。