タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

越中三大山城 松倉城からの眺めは最高

 昨日は全国旅行支援を使って宇奈月温泉のホテルに泊まり、今日は帰り道、松倉城跡に寄った。松倉城とは、越中三大山城の一つであり、山間の集落から外れて、車1台がやっと通れるくらいの山道をノロノロと20分ほど走らせ登った先にあった。

 上は松倉城本丸跡からの眺望で、標高430mの高地からの眺めは格別であり、富山平野の向こうには富山湾が見え、今日は天気が良く、その向こうの能登半島まできれいに見えた。
 時は戦国時代の1569年、越後の上杉謙信は、甲斐の武田信玄と手を結んだ松倉城主 椎名康胤(しいなやすたね)を討伐するため越中に進軍した。上杉軍は松倉城を包囲し城の周囲に火を放ったが、天然の要害である松倉城は容易には落ちなかった。そして百日間の攻囲の後、謙信は越後へ引き上げた。 
 本丸跡から富山平野を見下ろしていると、『謙信の軍がどんどん近くまで攻め上がって来た時、康胤はどんな気持ちでいたのだろう?』と思った。そんな歴史のロマンに浸っていた時、妻が「ここの枯葉を集めたら良い腐葉土になる」と言った。いやはや、女の堅実な現実主義に、男のロマンはいつも砕け散る。