タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

月下美人が咲いた

 昨晩、我が家の月下美人が咲いた。


日が暮れるにつれ見る見るうちに大輪の花となり、翌朝には萎んで短い花の命を終わらせた。萎んだ花は茹でられ、オクラと一緒に酢の物となり、夕飯のおかずとなった。昨晩は花を観賞しながらの夕飯、今日はその花をおかずにしての夕飯、なんか幸せな気持ちになった。
 それにしても月下美人は、なぜ一夜しか咲かないのだろうか? 花の構造からして、雄しべより雌しべがこんなに突き出ているのだから、他家受粉を前提に咲いているのに違いない。あーそれなのに、花粉を媒介する蛾や虫もいない中で、こんな豪華に花を咲かせて、受粉の無いまま一夜で終わっていく。そう思うとなんだか不憫に思えてきた。