タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

柿は日本の国果

 今日午前中はいつものパークゴルフ、午後はご近所さんの庭でバーベキューをした。この時期としては暖かく、皆さん薄着でおいしい肉と野菜をほおばり、ビールで胃袋へ流し込んだ。メンバーの一人が、沢山もらったということで、皆さんに柿のお裾分けをした。

 柿の実が色づく季節となってきた。正に日本の秋である。柿は英語で Japanese persimmon または kaki ということでも分かるように、欧米ではあまり見かけない果物である。一方で日本では、農村を歩けば、各家々の庭には必ずと言っていいほど1、2本の柿の木が植えられていて、この時期になると橙色の実を付ける。柿は日本の国果であって、来たる26日は「柿の日」だそうだ。
 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
これは、明治時代の俳人正岡子規が、奈良県法隆寺を訪れた際に書いた句である。10月26日はこの句が書かれた日であり、そんなわけでこの日が柿の日になったそうだ。
 話は変わるが、先日購入したパークゴルフ用のクラブに Persimmon と書いてあった。どうもパーシモンウッドは高級品らしい。ネットには北米産が最良と書いてあった。ちょっと混乱してきたが私なりに整理すると、柿という植物は、日本では食用にする実の方を「柿」として認知しているが、北米では、クラブ用の木材として、木の方を persimmon (wood) として認知しているということだろうか? きっと、日本と米国では品種が違っていて、米国の柿の木からは甘い実が穫れないのだろう。