タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

秋の海

 明日は娘と孫が東京へ戻る日であり、今日は一緒に遊べる最終日である。ということで今日は海へ行った。
 今年はラニーニャの影響で、九月半ばにしてまだまだ真夏のような暑さであり、今日の最高気温も30℃に迫る勢いであったが、訪れた海浜公園の駐車場には車が数台止まっているだけ、海岸にいるのはうちの家族だけだった。
 孫は波しぶきを怖がって、抱っこされたまま水に触れようともしなかった。ふと、3年前のことを想い出した。娘の結婚式に出席のため、長男が二人の男児を連れて米国から一時帰国した。小学2年生と4年生の兄弟が、この海岸でじゃれ合ってびしょ濡れになってしまった。10月下旬の誰もいない海だった。

 50年ほど前、トワ・エ・モアが歌った「誰もいない海」という曲は、
  今はもう秋 誰もいない海
と始まる。何か無性に寂しくなった。