昨日、ショッピングセンターで、近くにオープンしたスポーツクラブが無料血管年齢測定をやっていた。妻と娘がやろうと誘うので私も付き合った。洗濯ばさみのような測定器に左薬指を突っ込んで数十秒、出た結果は、血管年齢55歳で実年齢より10歳以上若かった。こんな方法でどのように血管年齢が測れるのだろうと思い調べてみた。
血管年齢とは、血管の老化度を動脈壁の弾力性が年相応かどうかによって判断する。指先測定タイプは加速度脈波計と呼ばれるもので、脈波から血流のスピードを測定して、血管年齢を推定しているようだ。ここでこの方法を測定原理的に解釈すると、年齢が高くなる → 血管の弾力性が下がる → 血流が速くなる(管が硬くなればなるほど中を通る流体は高速で流れる。逆に血管に弾力があると、心臓が血液を動脈へ押し出そうとする瞬間動脈が膨らむので、血圧も下がるし血流スピードも落ちる)。よって、年齢が高くなると血液がより速く流れるようになる。
上図は脈波の波形が年齢に伴い変化することを示している。この波形を指数化することで、波形から血管年齢を評価することもできるようである。