タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

息子夫婦が帰省

 昨日、次男が嫁を連れて帰省した。帰省と言っても息子は富山に住んだことがないので、親が住むところへホテル代無料の休暇に来た感じとなる。昨年秋、コロナ禍で結婚した息子であるが、嫁は富山へ来たことがない。だいたい我々夫婦も、このコロナ禍で、嫁と会うのは今回が3回目。そういうわけで昨日は、富山の観光地の一つ、落差日本一(350m)の称名滝まで行って来た。ただ、せっかくの景勝地紹介の予定が、50m先も見えない濃霧のため、4段目(落差126m)がかすかにぼんやり見えるだけ、壮大な眺めの見学は次回に持ち越しになってしまった。

 今日は合掌造りで有名な世界遺産五箇山へ行った。最近観光客が戻って来ている観光地ではあるが、盆休みが過ぎたばかりの平日の今日は閑散としており、ぶり返した暑さの中で、ミンミンゼミとツクツクボウシの声だけが寂しく聞こえた。息子から「社会科見学みたい」と言われた。多分嫁にとっても、「世界遺産を見に行く社会科見学の旅」に思えたことであろう。とにかく、昨日と打って変わって天気が良すぎたので、自然の中で癒される予定が、炎天下の小路をちょっと歩くだけで疲れてしまった。

 五箇山庄川上流)の帰り道、庄川で獲れる鮎の専門店で昼食を取った。子持ちの鮎の塩焼きを頭から丸ごと食べ、嫁が「今まで食べた鮎の中で一番おいしい」と言ってくれた。

 夕食は近くのすし屋に行きすしを食べた。嫁が「今まで食べたすしの中で一番おいしい」と言ってくれた。

 嫁にとって富山は、観光地としてはイマイチだが、食べ物に関しては合格点レベルだったに違いない。