タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

Separation of church and state

 昨日は終戦の日であり、岸田新内閣の閣僚数名が靖国神社を参拝した。いつものことであるが、中国や韓国は「靖国神社は日本の軍国主義による侵略戦争の象徴だ。日本の政府要人らによるマイナスの動きは、歴史問題に対する日本の誤った姿勢を反映している」としたうえで、日本側に厳正な申し入れを行った。明らかに内政干渉である。放っておけば良い。
 2013年12月 安倍元首相が靖国神社を参拝した時は、公用車を用い秘書官を同行し、内閣総理大臣の肩書で記帳及び献花をしたが、日弁連がこの参拝は政教分離の原則に反するとして抗議した。以降、内閣閣僚の参拝は私人として行うことが通例となっている。今回の岸田首相の参拝も、自身が行わず、代理人自民党総裁として私費で玉串料を納めるという形になっている。
 つい先日、政教分離は英語でSeparation of church and state と言うことを知った。というか、Separation of church and stateという欧米で生まれた概念を「政教分離」と翻訳したわけである。素直に訳せば「宗教団体と国家の分離」となるであろう。そしてこう訳した方が、より明確に概念把握ができるように思える。最近、旧統一教会の問題が色々取りざたされているが、その中で「政治と宗教の問題」と言われることが多い。私はこれを「政治家と宗教団体の問題」と捉えれば、改善すべきポイントがより明確になると思っている。すなわち改善点は、以下の2点である。
 ・政治家と宗教団体の関係の規制
 ・宗教団体の宗教を逸脱する行為の規制