タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

一病(痛風)息災

 今日は、先日の健康診断結果確認と痛風予防の薬(尿酸生成を抑制する薬)をもらいに、近くの掛かり付け医院に行ってきた。結果は、胸部レントゲン、胃カメラ、尿検査、便検査、血液検査、全て異常なしで、問題の尿酸値も6.8と基準値(7.0)以内に収まった。痛風の薬を飲み始めて1年を経過したが、どうも、薬を飲み続けて痛風発症を未然に防ぎ、この病と末永く付き合っていくことになりそうである。
 よく一病息災というが、痛風は私にとって、この「一病」に当たるのかも知れない。まず、痛風が発症してから酒量をそれまでの2/3に下げた。アルカリイオン水を毎日2Lを目標に飲むようになった。痛風発症というアラート検知により、健康志向レベルが人並みまでに上がり、結果、血圧も、中性脂肪も、肝機能も、腎機能も問題無しになっているような気がする。
 さて、問題の痛風は、尿酸値が高い場合、これが体内で結晶化し、その結晶化した尿酸が針状に剥がれ落ちる際、激烈な痛みを伴って発症する。針状の尿酸を異物と捉え、免疫系が炎症物質を撒き散らしながら攻撃するから、患部が痛みを伴って腫れあがることになる。しかしながら尿酸は、身体にとっては無くてはならない大事な物質であることを2/7のブログで書いた。すなわち尿酸は、痛風を発症しないくらいの基準値ぎりぎりの高い値で維持することが望ましい。そして私は、薬の力を借りて、このぎりぎりの状態が維持できているから、これぞ「一病息災」に繋がっているような気がする。

 さて、今飲んでる薬は、上図下部で示すキサンチンオキシターゼを阻害し、尿酸生成を抑制する薬である。この薬をもらった時、「尿酸生成抑制」よりも「尿酸排泄促進」の薬の方が良いように思ったが、尿酸排泄促進の薬は効きすぎて、腎臓の下流側の尿管に高濃度の尿酸が流れることになり、結果尿管結石を引き起こすことがあるとのこと。やはり、医者が勧める今の薬が良いことになる。