タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

はやぶさ2持ち帰り砂からアミノ酸検出

 はやぶさ2がりゅうぐうから持ち帰った砂の中に20種類以上のアミノ酸が検出されたそうである。ニュースでは「生命の源 地球外で初確認」と今回の成果が伝えられている。ただ今までも、宇宙空間にはアミノ酸(タンパク質構成物質)もあれば、核酸塩基やリボース(RNAやDNAの構成物質)もあることがほとんど確実と見なされていた。地球に飛来した隕石から、それらの生命構成物質が発見されていたからである。
 ニュースは関係者への取材として速報されていて、近々論文が出るそうである。私としては、タンパク質を構成する20種類のアミノ酸(アラニン、アルギニン、アスパラギンアスパラギン酸、シスチン、グルタミン酸、グルタミン、グリシンヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リシン、メチオニンフェニルアラニンプロリン、セリン、トレオニン、トリプトファンチロシン、バリン)が全て検出されたかが気になる。また、5/27のブログ「インゲンマメのツルは何故右巻きになるのか?」で書いたが、検出されたアミノ酸が全てL型(左型)であるか気になる。

 今回の成果は、「生命構成物質の宇宙から飛来説」を支持する結果となっている。植物のつるが右巻きになるのも、地球上の偶然ではなく宇宙の必然なのかも知れない。宇宙の謎と生命の謎がリンクし始めた。実に興味深い。