タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

カボチャの人工授粉

 今朝は雨で早朝ウォーキングをしなかった。そんな雨の中、合羽を着てカボチャに人工授粉を施した。

 例年カボチャは、雄花が咲き始めてから1週間ぐらいしてから雌花が咲き始めるので、雌花が咲く頃には雄花が多数咲いているのだが、今年は早くに雌花がどんどん咲き始めた。今日は3つも雌花が開いたのだが、雄花が何とか3つ確保できたので人工授粉を無事完了できた。
 植物は進化の結果、実に上手く沢山の子孫を次代に残せるようになっていると思うのだが、カボチャにおいては「雨の日は開花しない」ようには進化していないようだ。雨の日に開花した雌花は、虫が来ないから受粉できず、夕刻にはしぼんでしまうので、しばらく経つと実に成らず朽ち落ちる。多分、「数多く花を咲かせて、その内の1割でも実に成れば十分」という戦略なのであろう。
 カボチャは、地面を這うように水平につるが伸びる。我が家のカボチャは、棚をこしらえ、ビニールひもで上方へ誘引しているのだが、なかなか上には伸びてくれない。インゲンマメやキュウリが、ネットさえ張れば、放っておいても上へ伸びるのとは大違いである。ただこの違いも、実の大きさを考えれば納得できる。カボチャは大きな実を付ける。空中で大きな実を付けると茎が折れるので、空中栽培する時は「実受けネット」を吊るし、その中に実がぶら下がる形にしなければならない。
 何かと手間が掛かる家庭菜園だが、自由になる時間は十分あるので、見方を変えれば、手間が掛かるほど良いのかも知れない。

P.S. 6/16
人工授粉後の生育は順調である。