タテよこ斜め縦横無尽

田舎の年金暮らしのたわごと

コロナ禍の病院風景

 今日は病院へ行って定期健診を行った。検査項目はPSAPSAとは前立腺がん腫瘍マーカだが、昨年春の検診でこの値が高かったので、5月にMRIの検査を受けて、画像判定で一応問題無しとなったが、それ以降定期健診にて要観察となっていたものである。
 今朝、県立中央病院入り口で体温測定とアルコール消毒をして、8:50分に受診受付をした。その後採血の受付をしたところ受付番号が235番だった。採血室では10名ほどの看護師が採血を行っているが、一人に掛かる採血時間がおよそ3分ぐらいであろう。従ってこの部屋全体での採血処理能力は、1時間で200人程度になると思われた。私が受付を済ました時点で採血中の受付番号が40番だったので、『今日も採血だけで1時間待ちか』と思っていたが、実際私の採血が完了したのは10:05であった。1時間以上掛かったことになる。
 採血室は1階で、ほとんどの患者は採血室前の1階ロビーで自分の番が来るのを待っていたが、ロビーは4階まで吹き抜けとなっており、このコロナ禍で換気の風が半端なく、皆厚手の防寒着で凌いでいた。
 その後3Fの泌尿器科の待合室で長時間待った。待合室は一杯で、しかも席の間隔を空けて座るようになっていたため、立ったまま待っている付き添いの人も多くいた。結局診察室に入ったのが11:45 、3分ほどの問診で「前より数値は下がっているが基準値は超えているので経過観察を続けましょう」となり、次の検診日は半年後の8月と決まった。
 病院内では、80代のおばあちゃんを車いすに乗せて、それを80代のおじいちゃんが押していくような老老介護の姿を何度も見た。正に高齢化社会である。今日も4時間ばかり掛かってしまったが、この程度(定期健診程度)で済んでいるのは健康である証拠であり、親からもらった健康な体に感謝しなければならないと思った次第である。